北京
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暖春の3月、習近平国家主席は21日から26日にかけて、イタリア、モナコ、フランスへの公式訪問を行います。中国の最高指導者の今年初となる外遊に欧州を選んだことは大きく注目されています。外交部の関係者は20日北京で、「今回の訪問は中国と3カ国の関係の発展にとって重要な歴史的意義を持つ。新たな時代における中国・ヨーロッパ関係の発展に新たな原動力を注ぎ込み、『一帯一路』の共同構築に新たな空間を切り開き、世界の平和と発展に新たな貢献を作り上げるだろう」と述べました。
今年は中国とイタリアの全面的戦略パートナーシップ樹立15周年にあたり、来年は両国の国交樹立50周年を迎えます。外交部の王超副部長は20日のブリーフィングで、「習主席の今回の訪問は国家主席として10年ぶりに再び訪問するものであり、両国関係の発展にとって過去を受け継ぎ、未来を切り開くという歴史的な意義を持っている。双方は共に全面的戦略パートナーシップを一層強化して、両国の協力に新たな時代の内容をもたらしたい」と述べました。
モナコへの公式訪問は中国の国家主席として初めての訪問です。王副部長は、「両国が国交を樹立して以来、実務協力は独自の風格を創出しており、大国と小国の往来モデルとなっている」と述べました。
今年は中国とフランスの国交樹立55周年にあたります。習主席は訪問期間中、マクロン大統領と会談するほか、エネルギーや交通運輸、農業、金融などの分野の協力協定の調印式に立ち会います。王副部長は、「習主席の訪問や国交樹立55周年をきっかけにして、フランスと相互理解や信頼を強め、両国の実務協力をより高いレベルへ推進していきたい」と示しました。
さらに、王副部長は、「我々は、2019年の春が中国とヨーロッパ関係の『暖春』になり、中国とヨーロッパ協力が2019年の世界に『暖流』を注ぎ込むことを期待している。中国はヨーロッパと対話や協力を一層強化し、双方の関係の持続的で安定した発展を推し進めて、世界の平和と発展により大きな貢献を作り上げていきたい」と強調しました。(玉華、星 )