北京
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王毅国務委員兼外交部長はブリュッセルで現地時間18日、欧州連合(EU)のモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表と共同で第9回中国EUハイレベル戦略対話を主宰しました。
この中で王部長は「中国とEUは全面的戦略パートナー関係にあり、揺れ動く国際情勢の中で、双方の効果的な交流協力は『安定装置』としての役割を果たしている。これは世界の2大勢力の歴史的責任でもある」と述べました。
王部長はまた、3つの主張を強調しました。それは、(1)中国とEUの関係の本質は「協力のパートナー」であり、双方の協力の目標は「互恵共栄」であること、(2)中国の新たな段階の改革開放の最初の受益者がEUであることを望んでおり、「一帯一路」とEUの「ユーラシア相互連携」とのリンクを行っていくこと、(3)相互信頼とは互いのコア利益を尊重することにあり、中国のコア利益に関わる言動を慎むようEUに望むということです。
一方で、モゲリーニ代表は「双方は一国主義と保護主義の問題において共通の立場と目標を持ち、国連を中心とする国際秩序を共に支持する」と表明するとともに、「EUは終始中国を重要な戦略パートナーとし、中国の経済力だけでなく、中国の政治力も重視する。EUは中国の発展を妨げるつもりはなく、その可能性もない。中国が世界の多数の分野でリーダーシップを発揮することを歓迎する」と述べました。(Mou、謙)