北京
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チベット自治区省都のラサ市ニェモ(尼木)県で16日、貧困扶助へ無形文化遺産として就業工房が立ち上がりました。対象エリアは10ヵ所で、チベットでは初めての試みとなります。
国家文化観光部は去年、カルチャー産業で貧困を支援し伝統手工芸の振興をはかるため、無形文化遺産と貧困扶助を重点的に実施する10ヵ所を指定し、現地で就業工房の設立支援を始めています。
無形文化遺産には、ニェモ県を拠点にしているチベット香の製造、タルチョー(五色の祈祷旗)、普松郷の彫刻、雪拉村の紙など多くの伝統工芸が指定されました。
チベット自治区文化庁の責任者は、「就業工房の設立は、手工芸を伝えるだけでなく、所得の向上にもつながる」と説明しています。
ニェモ県では、地元出身の様々な職人25人からなる貧困扶助ボランティアチームが指導に当たっています。政府は去年、この事業の教育やデザイン、展示に予算100万元を計上しており、今年度はさらに30万元を追加するとのことです。(Yan、森)