北京
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第13期全国人民代表大会第2回会議に参加しているチベット自治区ニンティ(林芝)市のワンズ市長は、「自然の資源を守るため、鉱物の採掘や木の伐採を禁止している。エコツーリズムといった形で経済成長を進め、市民に良好な生態環境を与えている」と語りました。
チベット自治区の南東部に位置するニンティ市は、標高が低く湿潤温暖気候であり、生態環境が特に優れて、様々な生物が存在しています。世界的な原生林があるほか、世界屈指の峡谷であるヤルンツァンポ川大峡谷があり、そして中国で最も美しい山とされるナムチャバルワ峰がそびえて、「チベットの江南」と言われるほどです。
ワンズ市長によりますと、「生態環境保護法の策定や、植林活動などに力を入れるとともに、鉱産物が豊富でありながら採掘をしない方針を守り通してきた。その結果、去年の観光客の数は前年より37%増えて延べ713万人になり、また観光収入は30%増えて59億元になった。観光業が経済の軸になりつつある」と述べています。(閣、森)