北京
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セミナー参加者の記念写真
国家発展改革委員会の寧吉喆副主任は6日、第13期全国人民代表大会第2回会議の記者会見で、「一帯一路」に関する記者の質問に対し、「タイで日本との協力事業を始める。これを皮切りに第三国での『一帯一路』の共同建設を進めていく」と述べました。その具体例として、タイの首都バンコクでの中日両国による省エネ建築モデルプロジェクトを挙げています。
セミナー会場の様子
このプロジェクトについて、現地のバンコクで6日と7日の2日間、セミナーが行われました。中国科学院上海高等研究院、中国科学院バンコクイノベーション協力センターと、日本の国立研究開発法人である新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の共催によるもので、第三国であるタイで中日両国による省エネ建築事業を進めて、エコ建築技術の普及に取り組みます。
中国科学院バンコクイノベーション協力センター科学技術開発部の高昆氏はCRIの取材に対し、「中日両国の関係改善や『一帯一路』の範囲拡大などをバックに、省エネ技術について第三国市場への進出を果たした」と述べました。
一方、NEDOの省エネ部国際事務担当の宮崎洋氏は「中日両国の強みを結び付ければ1+1が2以上になる。両国の連携による第三国への進出は、中国企業の海外進出や日本の技術の世界への拡大につながる」との期待を寄せました。(Lin、森)