北京
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広東省全人代代表・曽香桂さん
第13期全国人民代表大会第2回会議が北京で開かれる中、広東省の代表である曽香桂・東莞瑞豊物業服務有限公司労働組合主席は、CRI記者のインタビューに対し、政府活動報告に関する感想を述べると共に、広東・香港・マカオ・グレーターベイエリアが地元発展にもたらすチャンスに期待を示しました。
今年の政府活動報告の内容について、曽代表は、「具体的な動きが多く盛り込まれており、実のある内容だった」との感想を述べ、「例えば、器械やロボットの導入が人間の仕事を『奪ってしまう』という農民や出稼ぎ労働者の懸念に対し、政府はこれらの人々に無料で学歴取得やスキル向上などの研鑽の機会を多く創造している。ロボットは本来人間を重労働や危険な職種から解放する存在であり、これからは人間とロボットが共存する社会になるのではないか」と語りました。他にも、広東省で増え続ける地方からの転入者に関して、「彼らが一刻も早く新たな生活環境に溶け込めるよう、戸籍申請の簡素化や地方からの転入者の子女の教育環境改善にも力を入れていく方針が示されている」と述べ、実際の行政を後押しするのに役立つ報告であったと指摘しました。
さらに、注目を集める広東・香港・マカオグレーターベイエリアの建設について、曽代表は、「製造業からサービス業、教育から医療、港湾建設から旅行業まで、各分野が大きな一歩を踏み出すことになるに違いない。グレーターベイエリアの建設は、我々が世界各国とより多くの交流と協力を進める好機となるだろう」と期待を示しました。(文責:張怡康)