北京
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2014年の全国人民代表大会と全国政治協商会議(両会議)期間中、習近平総書記は貴州代表団の審議に参加した際に、「生態環境保護と発展の関係を適切に対処し、貧困扶助活動を着実に推し進め、貧困地区の住民に絶えず利益をもたらすべきである」と求めました。
習総書記の指示を実行に移すため、貴州省は生態保護と貧困扶助を共に実施することで、住民に富のある生活をもたらし、美しい生態も備えた多彩な貴州の建設に取り組んできました。今年の春節の後、幹部や市民ら18万人余りが各地で義務植樹に参加し、チュウゴクイチイやカイドウなど130万株余りを植樹しました。
貴州省林業局の黎平局長は、「生態文明の建設を真摯に実施し、毎年の森林カバー率は1.5%~2%増加している」と述べました。
生態環境を保護するため、貴州省は汚染の取り締まりに力を入れて実施しました。烏江沿岸は過去、魚の網いけす養殖で水質の汚染を招きましたが、2015年に原因となったいけすの網を撤去しました。
開陽県農業農村局の黄義清局長は、「水がきれいになり、山は緑が生い茂るようになって、空気もきれいになったと感じる。住民たちにもメリットをもたらした」と示しました。
ここ数年、観光やビッグデータ、健康医療などの産業を大いに発展させた結果、現在、全省におけるグリーン経済は40%に達しています。今年の春節期間中、貴陽市近郊の新堡郷を訪れた観光客の数は史上最多となり、観光収入は1700万元余りに達しました。
新堡プイ族郷の花全副郷長は、「次の段階として、生態観光の優位性を活かして村ごとに一つの特色ある観光を形成していく」と語りました。
とりわけ貧困撲滅の中で、150万の住民の移住が困難を極めます。
北盤江の河谷にある晴隆県三宝イ族郷は自然条件が悪いため、貧困率が77%に達しています。この地区の貧困を解決するため、2016年に住民を県の中心地へ移住させる作業をスタートさせました。現在、80%の住民の移住が完成し、今年6月にすべてを終える予定だということです。
去年末までに、貴州省では486万人の貧困人口が貧困から抜け出しました。今年はさらに農村の貧困人口を110万人減少させると共に、住民の移住を全面的に完了させる計画です。(玉華、星)