北京
PM2.577
23/19
新疆ウイグル自治区農業機械管理局のグリナール・ウブリ副局長(元カシュガル大学党委員会統戦部部長、教授)がこのほど、「知識分子(知識人の意)は正義を守る勇気を見せよ」と題した署名文章を発表しました。
グリナール氏はその中で、「私は改革開放の春風を浴びて成長した少数民族の『知識分子』の一人だ。これまで、新疆南部で教師として30年以上勤め、故郷で各民族が付き合い、交流し融合していく上での架け橋や絆となることを目指して努力してきた。しかし、大変憤慨していることは、1990年代以降、汎イスラム主義と汎テュルク主義の残滓が台頭することで、過激な宗教思想が急激に浸透し、新疆の一部のエリアでは歌も歌わず、踊りも踊らず、テレビも見ず、映画も見ないという現代的な生活を排斥しようとする現象が見られたことだ」と指摘しています。
文章はさらに、「これらの人々は民族と宗教を口実にし、人々の民族と宗教に対する素朴な感情を悪用して、熱狂的な宗教ブームを煽り立て、過激派思想を流布し、『異教徒一人を殺せば、天国に直接行ける』『これは聖戦である』『殉教である』などと言い広めることで、一部の人々を過激主義者やテロリスト、ひいては殺人鬼にまで変えてしまった」と続けています。
また、「新疆が職業技能教育研修を実施する目的は、各民族の人々が宗教の過激思想の束縛から抜け出せるようにすることにある。研修センターに通う受講者たちは、公用語の使用能力、法治意識、職業技能がいずれも高まっている。これらは過激思想への抵抗につながるだけでなく、受講者が現代生活に適応し、貧困から脱却して速やかに豊かさを手に入れる能力を高めることにもなっている。私の故郷カシュガルでは、今まで、農村部の女性は過激思想の影響を受けて、家から一歩も出ず、中には子どもを学校にすら行かせない人も少なからずいた。彼女たちの暮らしには音楽も楽しみもなかった。訓練を受けた人々は、現代的な文化と知識、熟練した労働技能を身に着けている。これにより、過激思想の束縛から抜け出し、村の工場で働くことで、故郷を離れて出稼ぎに出ることなく収入を得たいという願いも叶えることができた。中には、富裕層の主要な立場に上り詰めた者さえいる。近年、人々の暮らしは日に日に豊かになっている。このような明らかな事実、はっきり見てとれる変化というものは、衆目の認めるところであり、中傷される余地も無いものだ」と訴えています。(Yan、謙)