北京
PM2.577
23/19
デービッドソン米インド太平洋軍司令官がこのほど、「中国の南海での行動は、米国とその同盟国のアジア太平洋地域での兵力配置や軍事基地の建設について再考させるものとなった」と発言したことを受け、外交部の華春瑩報道官は、14日に北京で行われた定例記者会見で、「米高官の発言は、自らが南海地域やアジア太平洋地域で軍事行動を取る口実を作るためのものだ。関係部門は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の南海地域の平和と安定に向けた積極的意向や努力を尊重し、わざと事を構えたり、波風を立てないよう希望する」と述べました。
華報道官は、また、「数日前に、米軍艦が中国の南沙諸島付近の海域に侵入したことは記憶に新しいことだ。中国と米国がそれぞれ南海で行った行動は対照的なものだ。米国は先進的艦艇を南海に進め、戦略兵器を南海に持ちこみもした。それに対して、これまでの半年間、中国が南沙諸島に設立した海上救助センターは8回も捜査作業を行い、15人を救助し、事故船舶2隻を救助しており、救出した財産の価値は1200万元を上回っている。ここからも、どちらが軍事化を進めているのかは明白だ」と指摘しました。(藍、む)