北京
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23/19
外交部の耿爽報道官は29日、米司法部門が通信大手の華為技術(ファーウェイ)と、その副会長兼最高財務責任者(CFO)である孟晩舟氏を起訴したことについて、記者の質問に答えました。
耿報道官は、「この件に強い関心を持っている。中国政府は企業に対し、法律に基づいて業務を展開するよう一貫して指導している。また、各国に対して、中国企業の正常な活動に公平かつ公正で、差別のない対応を求めている」と述べています。
耿報道官はまた、「米国はこのところ、特定の中国企業の顔をつぶし、合法的な経営活動をしめつけようとしており、その影には強い政治的なたくらみや力がある。ファーウェイを含む中国企業に対する抑圧を止め、客観的に対応するよう米国に強く求める。中国は企業の合法的で正当な権益を断固として守っていく」と示しました。
また耿報道官は孟副会長の問題について、「中国は幾度も厳正な立場を表している。米国とカナダが身柄引き渡し条約を乱用して強制的な措置を取ったことは、中国人の合法的な権益を侵害する行為だ。米国は逮捕令を撤回し、身柄の引き渡しを中止すべきだ。そしてカナダに対しては、中国側の立場を真剣に考えて直ちに孟氏を釈放するよう求める」と述べました。(殷、森)