北京
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中国の伝統的な祝日・春節を控え、フランスのパリにある中国文化センターは26日、赤い提燈などが飾られてムード感たっぷりになりました。年に1度のイベントであり、イノシシ年の春節を迎えようと、雨の中を400人あまりの市民が訪れました。
文化センターは、少しでも多くの人に楽しんでもらうため、開場時間を繰り上げ、午後3時から10時までとしました。ホールに美しい灯ろうが飾られ、また春節を祝う写真や映像も展示されて、伝統的な祝日ムードが溢れていました。
会場では、市民たちが「春聯(入り口や玄関に貼る対となる言葉)」を飾り、ジェスチャーをして遊んだり、毛筆を振るったりして、中国の伝統文化を楽しみ、大人も子供もみな喜んでいました。
また、今年のイベントは囲碁の体験コーナーも設けられました。多くの人たちが、中国の伝統的な「四芸」の一つとされる囲碁を熱心に指していました。会場で子供たちを指導したマイケル・パパンさんは、コンピューター関係の仕事をしていますが囲碁の愛好者でもあり、「単なるゲームでなく中国の哲学を体験できるものだ」と話しました。
そして夜には、文化センターのフランス人生徒が、民族楽器の演奏や地方劇・評劇の歌唱、詩の朗読などを披露しました。文化センターの厳振全主任はこうした出し物について、学んだことを表現する舞台であると述べました。
文化センターはさらに、リース市やパリの七区と連携して公演や展示会を開催し、フランスの人々に中国の伝統的な祝日の喜びを伝えていく予定です。
(HJ 森)