北京
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「中国国際新エネルギー会議2019」が16日、北京で行われました。国内外のエネルギー業界の関係者は「国際原油価格が下落しているが、世界の新エネルギーと再生可能エネルギーに対する投資と市場の成長は強い勢いを見せている。今後も関連分野の国際協力を強化する必要がある」と指摘しました。
中華全国商工業連合会新エネルギー商会の司海健・執行会長は「現在、世界経済の成長が減速し、国際エネルギー市場には不安定、不確定要素が増え、エネルギー産業のモデルチェンジは課題に直面している。その一方、世界のエネルギー構造は高効率、清潔、多元化という方向へとモデルチェンジしており、しかもその速度は予想を上回っている。世界の主要国はみな、低炭素、さらには『ゼロ炭素』のエネルギーシステムの整備を加速させている」と述べました。
司執行会長によりますと、中国の再生可能エネルギーによる発電の設備容量は昨年、7億kWを超え、建設中の風力、太陽光発電の設備容量の規模は世界一になっているということです。また、司執行会長は「政府が生態環境や環境にやさしい発展を非常に重視していることから、中国は世界のエネルギーのモデルチェンジにおける重要な推進者となった」と示しました。
欧州委員会エネルギー総局の高官、トマシュ・イェジニアク氏は「近年の中国のエネルギー変革における成果と技術進歩が印象的である。中国と欧州のエネルギー協力が深まることを期待する」と語りました。(鵬、星)