北京
PM2.577
23/19
外交部の華春瑩報道官は15日の定例記者会見で、「科学技術の進歩は全人類の平和と共同進歩に役立つべきであり、中国は米国を含む世界各国と宇宙空間での交流と協力を展開していきたい」と述べました。
報道によりますと、中国が月探査機「嫦娥4号」を打ち上げる前、アメリカ航空宇宙局(NASA)から科学研究のため、「嫦娥四号」の着陸緯度と着陸時間を提供するよう求められましたが、そのいずれに対しても中国は協力したということです。これは、2011年にアメリカが、NASAに対して米国会の許可なしに中国を相手とする宇宙空間協力の展開を禁じるという法律を発布した後、双方が行った初めての提携となりました。しかし、それに先立ち、アメリカは中国の月探査プロジェクトに対して技術的障壁を設け、中国人専門家の米国渡航ビザの発給を繰り返し拒否し、二国間の航空宇宙専門家の正常な学術交流を妨害していました。
これに対して、華報道官は「科学技術の進歩は全人類の平和と共同進歩に役立つべきものだ。世界各国が科学技術協力を展開する際には、全人類の発展と進歩を促し、オープンで包容的な精神を堅持してほしい。中国はこれからもこのような精神に基づいて、アメリカを含む世界各国と宇宙探査をめぐる交流を展開し、人類における宇宙の神秘の探査、宇宙空間の平和利用により多くの貢献をしていきたい」と述べました。(Yan、星)