北京
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合肥市にオープンした「放心糧油」1号店。穀類や食用油などを販売している。
中国の重要な食糧生産拠点である安徽省。各地に食糧を出荷しており、供給力が安定し生産体系もかなり整備されています。ここ数年は「質の高い食糧生産」と産業チェーンの充実化に取り組んでいます。
その中心地である合肥市は、主食加工品の配送センターや、団地での販売網拡大などを通じて、質の高い食糧や食用油、またこれらを加工した主食類を住民に届けています。
品質検査前の稲。撮影:張喆炯
安徽省はこのところ、原材料の質を確保するため、企業が国の価格を上回る値段で買い上げを始めており、市場化に力を入れています。これまでに買い上げられた小麦は779万トンで、このうち市場化によるものが9割以上のおよそ704万トンに達しています。
こうした取り組みは、農家の所得増加や市場ニーズの対応につながっていると見られます。(朱 森)