北京
PM2.577
23/19
中国国家電網青海省電力公司は6日、2011年末からスタートしているチベットへの交直流送電事業「電力天路」について、これまでの送電量が累計で55億キロワットに達し、またチベットから他地域へ23億キロワットを送電したと発表しました。7年間にわたり安定して運用しているこの送電網は、チベットの経済や社会の健全かつ安定した発展をエネルギーの面から力強くサポートしています。
この「電力天路」は、青海省西寧市から三江源、可可西里(ココシリ)、羌塘(チャンタン)などの自然保護区を経由してチベット自治区ラサ市に達する全長2530キロの送電事業です。西部大開発における23の重点プロジェクトの一つであり、標高は平均4500メートルで、直流送電線としては標高が最も高いものとなっています。
この冬、チベット中部では、電力使用量の50%が「電力天路」によりまかなわれています。チベットでは、これまで電力供給は地区別での対応となっていましたが、これらがすべて西北地域全体の電力網に組み込まれ、チベット中部での電力不足が解消されました。(ヒガシ、森)