【CRI時評】「嫦娥4号」が月の裏側着陸に成功

2019-01-04 11:40  CRI

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 1月3日午前10時26分(北京時間)、中国が研究開発した月探査機「嫦娥4号」が月の裏側の予定地点に無事着陸し、中継通信衛星「鵲橋」を通じて世界初となる月の裏側の近距離撮影画像を地上に送った。2013年には「嫦娥3号」が月面着陸に成功しており、中国の探査機の月到着はこれに続くもの。中国は、「月の表と裏」で探査機の軟着陸に成功した最初の国となった。

 嫦娥4号は2018年12月8日に西昌衛星発射センター(中国四川省)から宇宙に向けて出発、「月への旅」をスタートさせた。嫦娥3号の予備機であるため、その構造は基本的に嫦娥3号と同じだ。だが、月の裏側は数多くの高い山やクレーターがあり、起伏は非常に激しい。さらに参考にできる精密画像もなく、嫦娥4号が着陸するに当たっての難度、不確定性は嫦娥3号を大幅に上回るものとなった。これを受け、中国の科学者らは月の異なる地質条件を念頭に嫦娥4号の改良を実施。こうした努力が実を結び、嫦娥4号は世界で初めて月の裏側への軟着陸に成功した探査機となったのだ。嫦娥4号はこの先、月の地質や資源などに関するより全面的かつ詳細な情報を拾い集め、人類のデータ蓄積に貢献することだろう。

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 嫦娥4号が月の裏側への着陸に成功したことで、中国の月探査プロジェクトは再び人々の高い関心を集める話題となっている。2007年の「嫦娥1号」打ち上げ以来、中国はこれまで探査機4機を宇宙に送った。嫦娥1号、2号、3号はプロジェクトが掲げる3ステップ「周回、着陸、サンプルリターン」のうちの「周回、着陸」に成功し、遂行した任務には月全体の地図作成、月表面の3D画像取得、月の軌道周辺の環境調査、月表面の化学元素調査などが挙げられる。

 「宇宙理論の父」と称されるロシアの科学者、コンスタンチン・エドゥアルドヴィチ・ツィオルコフスキーはかつて、「地球は人類のゆりかごだ。しかし、人類はゆりかごにいつまでも留まっていないだろう」と述べた。これは哲理に富んだ言葉と言える。

 現在、科学者らは大きな装置を使って宇宙誕生当初の重力波を捉え、銀河系のもう一方のパルサーを観測するに至った。しかし、これらは「井の中の蛙」でしかない。温室効果ガスの排出など人類が引き起こした気候変動などの問題は人類の目をより遠い宇宙空間へと向けさせた。人類はいつの日か地球を飛び出し、「星と星の間を行き交う知的生命」となることを願っている。

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 こうした意義からすると、月は人類が宇宙空間に生存の場を求める上での「最初の足場」と呼べる。嫦娥4号は人類がその足場にたどり着くために行った最新の努力の結晶であり、人類運命共同体の構築に向けた中国の最新の努力の具現でもあるのだ。(CRI論説員)

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