北京
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23/19
毎年、春運(旧正月の帰省ラッシュ)の時期を迎えると、多くの出稼ぎ労働者にとって負担となるのが里帰りのための費用です。しかし今年は、鉄道チケットの購入で「後払い」が可能になることで、その負担が軽減されることになりそうです。
アリババグループ傘下の金融サービス・花唄(ファーベイ)は25日、旧正月の帰省のための鉄道チケットに関する「分割払い」プロジェクトを発表しました。配達業に従事する出稼ぎ労働者など、計1000万人がこのサービスを利用することになると見られています。
中国鉄路総公司のデータによりますと、今年の「春運」期間、つまり1月21日から3月1日までに鉄道で移動する帰省客の延べ人数は4億人を超える見込みです。そのチケット販売の主なプラットフォームとなるのが、同社が運営するウェブサイト「12306」と、その携帯アプリです。
ユーザーはまず支付宝(アリペイ)のアプリを通して花唄(ファーベイ)の手続きを行うことで、12306のウェブサイトまたはアプリで100元以上のチケットを購入する際に、無利息の3回払いが選択できるようになるということです。なお、利用可能なチケットの最高額は1000元までとなっています。(HJ 謙)