12月14日　金曜日

1時間目　調味料の醤（タレ）②

　醤は、豆類、小麦粉、果物、肉類、魚介類などを原材料にして作られたペースト状の調味料です。現在、中国で調味料として使用される醤は、小麦粉を原料とする甜麺醤、豆類を原料とする豆瓣醤の2種類に分けられます。そのほか、肉醤、魚醤、果醤などの調味料もあります。

　古代の書物『周礼』には、醤に関する記述が既にあります。明の時代（13世紀）以降、豆類などを原材料に醤が作られていくのに伴い、醤は値段が安くなり、一般家庭にも広がりました。それに対して、肉で作られた醤の消費量は減っていくことになります。

　今日の番組では、引き続き中国のメジャーな醤を紹介します。麻醤（ゴマダレ）、沙茶醤、甜麺醤、松茸醤という4つの醤について詳しくご紹介します。どうぞお聞きください。

2時間目　雲南省シャングリラ市の観光スポットとグルメ

　シャングリラはチベット語で「心の中の日月」という意味です。雲南省の西北部にあり、チベット自治区そして四川省と接しています。面積は、1万1613平方キロ、人口は17万4585人（2011年現在）。人口密度は1平方キロに10人しかいません。雲南省で人口密度がもっとも低い市です。

　今日の番組では、現地の有名な観光地である普達措国家公園、独克宗古城、松賛林寺（雲南省最大のチベット仏教寺院）のほか、現地のグルメとして、ザンバ（炒った裸麦の粉が原料）、特産の松茸をご紹介します。（まとめ、任春生）