北京
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王毅国務委員兼外交部長は11日、北京で、今年の国際情勢と外交に関する検討会の開幕式に出席した際、今年1年間の外交と今後の活動について説明しました。王部長は、「今年の国際情勢で最も顕著だったのは、不確定性が満ちたことだ。百年に一度もない大きな変化を前に、中国外交は海をゆく大型船のようにどっしりと揺るぎなく定めた方向へ前進している」と述べました。
今年の初め、習近平国家主席がボアオ・アジア・フォーラムで、「中国の開放の扉は閉じない。広がる一方だ」と宣言し、一連の開放拡大の措置を発表しました。11月に開催された第1回中国国際輸入博覧会は172の国や地域、国際組織が参加し、外国企業の出展社数は3600社以上、取引額はおよそ600億元に達し、開放型世界経済を揺るぎなく支持することを改めて示しました。これについて王部長は、「開放の拡大は今年の中国外交の基本線だった」と述べました。
そして、「一帯一路」構想は現在、間違いなく世界で最も歓迎される協力の場になっています。これまでに中国と沿線諸国との貿易総額は6兆ドルを超え、中国から沿線諸国への投資額は800億ドル以上に達しており、各国であわせて24万人の雇用を生み出しています。これについて王部長は、「協力共栄は今年の中国外交のハイライトであった」と述べました。
また現在、中米関係が世界から注目されています。先ごろのG20サミット期間中、習主席はトランプ大統領と会談し、協調、協力、安定を基本方針とした両国関係を推進することで合意しました。そして両国間の問題を解決し、関係を健全に発展させるための計画も立てました。王部長は、「現在、国際体系の変革は重要な時期にある。中国は時代の流れに順応し、人類の運命共同体と新しい形の国際関係の構築に力を入れ、グローバルガバナンスがより公正で適切な方向へ発展するよう推進していきたい」と強調しました。(玉華、森)