北京
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ポルトガルのレベロ・デ・ソウザ大統領の要請に応じ、ポルトガルへの公式訪問を行っていた習近平国家主席は現地時間5日、リスボンで、コスタ首相と共に双方の協力に関する調印式に立ち会いました。
数多くある調印文書の中には、『中国政府とポルトガル政府の「一帯一路」建設の共同推進に関する覚書』も含まれています。
「一帯一路」の提唱は、ポルトガルの政治、経済、学術界で積極的に評価されています。同国で「一帯一路」を研究する学者のパウロ・ドゥアルテ氏は、「『一帯一路』は陸地と海洋をつなぎ合わせ、社会全体に、ひいては地球全体に平和をもたらすものだ」と評価しています。
また、今回の訪問について、ブラジルのシンクタンク「ジェトゥリオ・ヴァルガス財団(FGV)」で対中関係を研究するエヴァンドロ・カルヴァーリョ氏は「習主席の訪問は中国とポルトガルの経済貿易、文化などの分野における協力に新しいチャンスをもたらし、『一帯一路』の枠組み内における両国の交流と協力を深めるだろう」と述べました。
カルヴァーリョ氏はまた、「来年は、中国・ポルトガルの国交樹立40周年およびマカオの祖国復帰20周年を迎える。マカオは、中国とポルトガル、およびその他ポルトガル語圏の国々との協力の絆である。習主席の訪問で、双方の持続的な対話メカニズムの場が与えられた」との見解を示しました。
同氏によりますと、ポルトガルは文化の宣伝や他国との交流を重視する傾向にあり、今後、さらなる文化面での発展や人的・文化的交流が期待されているということです。(殷、RYU、謙)