北京
PM2.577
23/19
アルゼンチンのブエノスアイレスで現地時間11月30日、第13回主要20カ国・地域首脳会合(G20サミット)の開催を前に、BRICS非公式首脳会合が行われました。会合後にBRICS諸国はプレスコミュニケを発表し、世界貿易機関(WTO)の改革などの問題における共通の立場を明らかにしました。
BRICS諸国は「WTOが象徴する、ルールを前提とした多国間貿易体制を、全力を挙げて支持すべきだ」と示した上で、「透明で差別の無い、それでいて開放された、包容性のある国際貿易を確保する。そして、WTOの改善を支持し、そのコア・バリューと基本原則を擁護し、発展途上国をはじめとする全てのメンバー国の利益を具現化する。また、WTOの安定的な発展における、紛争解決メカニズムの重要性を強調する。交流と協力の強化を約束し、時代にかなったWTOの発展を促進し、グローバルガバナンスで有意義な役割を果たせるようにしていく」と表明しました。
さらに、BRICS諸国は、世界の平和と安定に力を入れること、国連が持つ世界の中心的役割を支持すること、多国間主義を共に強化すること、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と「パリ協定」を実行に移すことなどを表明し、BRICS諸国の戦略的パートナー関係の強化を強調しました。(Mou、謙)