「戦国七雄」の民謡は今?(後編)

2018-11-30 14:20  CRI

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 中国の歴史において戦国時代は、多くの国が覇権を争い、偉大な人物を輩出した激動の時代です。200年にわたる群雄割拠の動乱を経て、秦は戦国七雄の他の6国を制圧し、中国全土を統一しました。秦は何故、天下統一の覇業を成し遂げたのでしょうか?黄土高原で流れている秦の地方民謡は、どんな民族精神を伝えているのでしょうか?戦国七雄シリーズの最後は、戦国七雄の秦の歴史と民謡をお伝えしましょう。

勇敢で残忍な秦の軍隊

 戦国時代の秦は七雄の中で最も西の陝西省や甘粛省に位置し、北西部の遊牧民族と常に戦い、秦の国の人々の勇猛果敢な民族性格を掻き立てました。戦国時代の思想家・孟子が「生於憂患而死於安楽也 憂患に生き、安楽に死するを知るなり(人間はいろいろな悩みや苦痛があってもそれを乗り越えて生き抜こうとするものであり、 安楽に過ごしていると早く死を招くものである)」と言うとおり、常に戦争に備えてきた秦はこうした厳しい生存環境の下で、オオカミのように勇猛に戦う民族性格を育てました。

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 中国の古代戦争史において最も残酷な戦争と呼ばれる「長平の戦い」で、秦の将軍・白起が捕虜となった趙の兵士数十万人を生き埋めにするよう命じたことは、当時の秦の部隊の勇敢で残忍な一面を示しました。オオカミのような勇猛果敢な秦の軍隊と比べて、ほかの六国はまるでオオカミの目の前の羊のようにとても弱々しく、最終的に秦に滅ぼされることが歴史の必然であったと見られています。

 そんな秦の地方は古来より戦争が頻発し、漢民族と各少数民族の文化が溶け合うところで、地元の民謡は男らしく力強い気概に溢れています。陝西省華陰市の民謡「華陰老腔」は地元の人々の奔放で豪快な品格を表しました。

堅忍不抜な秦の国王たち

 多くの歴史家は戦国七雄の中でも秦が六国を滅ぼし、中国全土を統一した原因は民族の性格にあり、それが国の未来を決めたと考えています。当時の秦の国はオオカミのように勇敢で、残忍性があり、堅忍不抜な性格を持っていたからこそ、最終的に天下統一を成し遂げました。

 秦の孝公は商鞅を起用し、オオカミのような鉄腕で、抜本的に国政の改革を断行して、富国強兵を実らせました。孝公が亡くなった後に即位した恵文王は、改革の反対勢力を落ち着かせるため商鞅を手にかけましたが、その裏では商鞅の改革を引き続き実施して、オオカミの忍耐力と戦術を示しました。

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 孝公以降の代々の秦の国王たちも、オオカミのような粘り強い精神で百年にわたり六国を征服する戦略を徹底して行い、紀元前221年、ついに中国統一の覇業を成し遂げました。

 そんな秦の地方民謡は地元の谷間が縦横に走る黄土高原のように、高く低く、豪放磊落な激情に溢れると同時に、抑揚に富む美しさを持っています。1930年代、毛沢東が率いる紅軍は陝西省北部の黄土高原に駐屯すると、陝北地方は多くの革命者が憧れる革命の聖地となり、「東方紅」、「翻身道情」など多くの紅軍民謡が生まれました。これらの歌は抑圧されてきた民衆が毛沢東率いる中国共産党に従い、解放を実現することを讃えました。

外国人材の積極的登用で覇業

 戦国時代、函谷関の西に位置する秦は経済と文化の中心地・中原地域と遠く離れていましたが、国外の人材の才能を十分に生かして、国を豊かにし、強い軍隊をつくる「富国強兵」の道を歩みました。

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 戦国時代の初期、戦国七雄の中において秦は諸国から「夷狄」と呼ばれるほどの後進国でした。孝公はこれを屈辱として、国威を拡大させようと広く天下に人材を求め、これに応じて秦に来た商鞅を登用して大規模な国政の改革を断行しました。また、後の始皇帝、秦王・政は隣国の韓からやってきた水利技術者の鄭国の進言を受け入れて、渭水北岸の荒れ地に300里の用水を引くことができる灌漑水路「鄭国渠」を完成させました。商鞅らのような国外の人材が秦で自分の才能を生かしていく中で秦は国力を確実に高めていき、最終的に中国統一を達成しました。秦の人材戦略と比べると他の六国は、戦略面でも戦術面でも秦の足元に及びませんでした。そのため、後世の人々は「滅六國者六國也非秦也(戦国期の六国を滅ぼしたのは、六国自身である。秦が滅ぼしたのではない)」と評価しました。

 このような悠久の歴史を持つ土地では、多くの土の匂いが漂う恋の歌が生み出されました。「赶牲霊」、「蘭花花」などの恋の歌は、感情豊かで素朴な女心を表しました。

 番組の中でお送りした曲

 1曲目 華陰老腔

 この歌は陝西省華陰市の民謡で、民謡歌手・譚維維が陝西省華陰市の地方劇の俳優たちと2016年のCCTVの旧正月番組「春節の夕べ」の舞台で歌ったものです。地元の人々の奔放で豪快な品格を表しています。

 2曲目 東方紅

 今でも広く伝えられている曲で、CRI中国国際放送局の開始曲としても採用されています。

 歌詞:

 東方に赤い太陽が昇り

 中国は毛沢東を生みだした

 その方は人民のために幸福を図る

 ああ その方は人民の救いの星だ

 共産党は太陽のように

 どこでも明るく照らす

 どこにでも共産党がある

 ああ どこでも人民を解放する

 3曲目 赶牲霊(家畜を追う人)

 昔、陝西省北部の村では、若者が家畜とともに外から塩を買って運んでいました。この塩を運ぶ人は「赶牲霊(家畜を追う人)」と呼ばれ、この歌は少女が思いを寄せる「赶牲霊」の若者と出会うのを心待ちにする気持ちを表しました。

 歌詞:

 前を走るロバよ

 その鈴の音がリンリンと鳴っている

 あなたが私の兄なら

 手を振ってください

 あなたが私の兄ではないなら

 あなたの道を歩んでください

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12月10日放送分
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