北京
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国連駐在の馬朝旭中国大使は9日、国連安保理の公開討論において、いま世界的に多国間主義の必要性が高まっていると強調しました。
馬大使は「今日の世界は、大きな発展、変革、調整の時期を迎えている。その中で、一国主義と保護主義の台頭は国際秩序とグローバル・ガバナンス・システムに悪影響を与えている」と示した上で、「世界はいっそう多国間主義を必要とし、より強い力を持った国連を求めている」と強調しました。
また、「国連は多国間主義の旗印だ。中国は、多国間主義を貫くとともに、国連の持つ権威と役割を支持し、擁護している」との中国政府の立場を示しました。さらに、「国連には、平等主義を守って、世界平和の維持、共同発展の促進、特に世界的な協力の深化や問題解決の面で、リードする役割を果たしてほしい。国連が万人にとって重要な存在であるよう望んでいる」と強調しました。(朱 謙)