北京
PM2.577
23/19
王毅国務委員兼外交部長は8日北京で、オーストラリアのマリズ・ペイン外相と第5回中豪外交・戦略対話を行いました。
王外交部長は席上、「オーストラリアの新政権は発足以来、対中関係の発展について、積極的な態度を何度も示した。これらの表明を実際の行動に移していくことを願っている。双方は政治的相互信頼を改めて樹立し、両国の関係発展の土台を固めていくべきだ」と指摘しました。
王外交部長はまた、オーストラリアとは多国間体制の中での意思疎通と協調を強化し、多国間主義と自由貿易体制を共に守っていきたいとの意向を示すとともに、オーストラリアが台湾や海洋に関わる問題に適切に対応することへの期待を示しました。
これに対し、マリズ・ペイン外相は「中国の繁栄は、この世界にとって積極的な要素だ。中国の影響力が増すのは自然なことで、軍事的な脅威はない」との見解を示した上で、「中国によるオーストラリアへの投資拡大を歓迎する。『一帯一路』協力が地域のインフラ整備に貢献すると信じている」と述べました。(藍、謙)