習主席、パキスタン首相と会談＝北京

　習近平国家主席は2日、北京でパキスタンのイムラン・カーン首相と会談を行いました。

　席上、習主席は、イムラン・カーン首相が中国を公式訪問すると共に中国国際輸入博覧会に出席することに歓迎の意を表しました。習主席は「中国とパキスタンは全天候型戦略的協力パートナーだ。このような特別な友好関係は、両国が長期的に支持し合い、密接に協力し合う中で形成され発展してきたもので、両国の人々が心からこれを擁護し、支持している。国際情勢や両国内の議事日程がいかに変化しようとも、両国関係は終始旺盛な生命力を保ち、絶えず発展してきており、両国の協力は両国国民に利益をもたらすだけではなく、地域と世界の平和の安定した発展を促してきた」と強調しました。

　習主席はまた、イムラン・カーン首相が何度も引き続き対中関係をパキスタンの外交政策の基盤とし、中パ経済コリドーの建設を断固として推進していくことを強調していることに賞賛の意を示し、「中国は終始パキスタンを中国の外交の優先事項とみなしている。パキスタンが国家の独立や主権と領土の保全を維持することを支持し、パキスタンの新政権が順調な施政や国家建設を推進していくことを支持する。私は中パ関係を極めて重視しており、貴殿と共に努力し、両国の全天候型戦略協力パートナー関係を強化し、新たな時代における一層緊密な中パ運命共同体を作りあげていきたい」と強調しました。

　これに対して、イムラン・カーン首相は「中国の発展の成果には感心しており、発展や貧困撲滅、腐敗取締りなどの分野における中国の成功経験に学びたい。中国はパキスタンの全天候型戦略協力パートナーであり、パ中の友情はパキスタンの人々の心に刻まれている。パキスタンは対中関係の深化に注力し、中パ経済コリドーの建設を推進し、それらがパキスタンの経済と社会の発展を後押しできるよう望んでいる。今後も中国と多国間問題への対処における意思疎通や協調を密にしていきたい」と述べました。（藍、む）