北京
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国連安保理の議長国は月ごとの輪番制となっており、この11月は中国が輪番議長国を引き継ぎます。これについて10月31日、馬朝旭国連大使がニューヨーク国連本部で記者のインタビューに答えました。
馬国連大使は「中国は、国連総会が11月に『国際平和と安全の維持、多国間主義と国連の役割強化』をテーマとする一般討論会の開催を提案する。国連は多国間主義の重要な基盤であり、多国間主義と国連の役割を強化していくことが、すでに各側の共通認識となっている。第73回国連総会の一般討論演説では、100を超える国が多国間主義を支持し、国連の役割を強化させることでルールに基づいた国際秩序を維持するよう呼びかけた。また、グテーレス国連事務総長も『多国間主義こそが、将来の試練に対応するための最も良い道だ』と強調している」と述べました。
中国はまた、議長国として「アフリカの平和と安全、平和維持活動の強化」がテーマの一般討論会も行う見込みとなっています。これについて馬国連大使は「この会議の提唱目的は、アフリカの平和安全事業への国際社会の注目を集め、アフリカ連合(AU)とアフリカ諸国の平和と安全を着実に支援することにある。現在、アフリカ大陸の情勢は全体的に安定を保ち、良好な発展傾向を見せてはいるが、一部の地域では武力衝突とテロリズムが存在している。国連と国際社会には、アフリカの平和安全レベルを高める責任がある」と述べました。(HJ 謙)