北京
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ケニアのケニヤッタ大統領は現地時間の10月26日、ケニアで米メディアの取材を受けた際に、「ケニアが中国の債務に包囲されている」との言論に反発する姿勢を示しました。
同日、ケニア航空のニューヨーク行き直行便の就航式に先立って、ケニヤッタ大統領が米CNNの独占インタビューを受けました。その際、番組司会者は直行便の就航に関する内容ではなく、主にケニアの債務事情に触れ、「中国債務」についての複数の質問を投げかけました。
これに対してケニヤッタ大統領は「ケニアの債務は中国に限ったものではない。米国との間にも借款がある。多国間のものもあれば、二国間のものもあるが、このような組み合わせは健全なものだ」と強調した上で、「ケニアには独自の発展プロセスがある。この目標達成に手を貸してくれる全ての国と協力する」として、故意に「中国債務」を強調しようとするCNN司会者の悪意ある質問に反発の姿勢を示しました。
一部の西側国家と報道機関は長期にわたって「中国債務の落とし穴」という説を主張し続けています。これに対し中国外交部は「中国が提供する借款には、いかなる政治的条件も追加しない」と示してきました。(朱 謙)