北京
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23/19
ブリュッセルでアジア欧州首脳会議(ASEM)に出席している李克強総理は19日午後、イタリアのコンテ首相、ギリシャのチプラス首相とそれぞれ会談しました。
コンテ首相との会談で李総理は、「政治上の相互信頼をさらに深め、ハイレベルの往来を続けて、新時代における両国の全面的パートナーシップを推し進めていく」と表明しました。その上で「いかなる国に対しても貿易黒字を求めず、バランスのとれた貿易を進めたい。そして、『一帯一路』構想をイタリアの発展戦略に結び付け、双方の協力を実り豊かなものにしていく」と表明しました。
これに対してコンテ首相は、中国との関係を非常に重視すると表明した上で、「一帯一路」を支持し、双方の協力計画を確実に履行していきたいと表明しました。
また、チプラス首相との会談で李総理は「ギリシャとハイレベルの往来を密接に行い、互恵協力を深め、両国の全面的戦略パートナーシップを新たな段階へと引き上げたい」と表明ました。そして「一帯一路」の協定を共に履行し、ピレウス港の開発事業を中心とした実務協力を実り豊かなものにしていきたいと示しました。
これに対してチプラス首相は、「ギリシャは経済や社会の発展に取り組んでおり、中国との互恵協力は十分に期待できる」とし、ピレウス港の事業で両国の相互連携や協力を進めて、これを契機に「一帯一路」における協力を強めたいと表明しました。(Mou、森)