北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は19日、北京の人民大会堂でロシアのショイグ国防相と会談しました。
席上、習主席は「今年に入って以来、中露関係は引き続きハイレベルな発展を保っており、双方の政治信頼は史上最高の水準にある。この五カ月間、プーチン大統領と三回も会談を行っているが、これは両国関係のハイレベルさと特別性を表している。双方は互いに相手を最重要戦略協力パートナーとして扱い、外交面でも優先的に扱っている」としたうえで、「中国はロシアと共に、来年国交樹立70周年という節目を迎える好機を逃さず、全面的協力を強化し、支持し合い、中露間の全面的戦略協力パートナー関係をさらにステップアップさせていき、両国の人々により多くの実利をもたらせるよう努めていきたい」と述べました。
習主席は、また「中露両軍の関係は両国関係のハイレベルと特別性のメルクマールであり、戦略協力の目玉であり、重要な下支えでもある。ここ数年、両国は合同軍事演習や実戦化訓練、軍事レースなどの分野における協力を絶えず深化させ、多くの積極的成果を収めてきた。両軍は安全保障面における共通の脅威に着眼し、それぞれ自らの国と民族の振興のために有利な外部環境を作り出し、今後も協力レベルを向上させ、両国の全面的戦略協力パートナー関係の発展に注力していきたい」と述べました。
習主席は、さらに「両国は揺るぎなく戦略協力の深化をはかり、国際秩序安定のためのバラストとなり、それぞれの、そして共通の利益を守っていくべきだ。我々は、国際的道義と時代の流れは平和を愛す国々や人々と共にあると信じ込んでいる」と強調しました。
これに対して、ショイグ露国防相は「習近平国家主席とプーチン大統領の戦略的リードは露中の全面的戦略協力パートナー関係の重要な基礎である。プーチン大統領は両軍の協力を重視し、双方の『東方‐2018』戦略演習での協調と配合を高く評価している。中国と共に、引き続き戦略的協力を強化し、双方の軍事協力レベルを向上させ、安全に関する様々な課題に対応する能力を向上させ、両国の共通利益を守り、世界や地域の平和と安定維持に寄与できるよう努めていきたい」と述べました。(藍、む)