北京
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23/19
アジア欧州首脳会議に出席中の李克強総理は現地時間19日、ブリュッセルで、ドイツのメルケル首相と会見しました。
席上、李総理は「中国とドイツは世界で重要な経済体と影響力を持つ大国である。複雑で変化の激しい国際情勢の中、中国はドイツと共に未来に眼を向け、政治信頼を増進させ、ハイレベルの往来を保ち、引き続き互恵共栄の原則に則り、互いに開放を拡大させ、実務協力を深化させていけるよう期待している。世界最大の総合化学メーカーBASFや自動車および自動二輪車、エンジンメーカーであるBMWなどのドイツ企業は、中国の新たな開放拡大政策から利益を獲得しており、中国の企業にも良好なビジネス環境を提供していくようドイツに求めたい」と述べました。
李総理はまた、「中国はドイツと共に、世界の多国間体系を維持し、貿易保護主義に反対し、ルールを基礎とし、世界貿易機関(WTO)を中心とする多国間貿易体制を守っていきたい」との意向を示しました。
これに対して、メルケル首相は「独中関係と協力事業は順調に発展している。ドイツは中国と共に実務協力を強化し、両国政府が形成した合意を確実に実行させていきたい。単独主義や保護主義が絶えず台頭する中で、ドイツは中国と共に多国間主義とルールを基礎とする国際秩序を維持していきたい」と述べました。(藍、む)