北京
PM2.577
23/19
外交部の陸慷報道官は18日、北京で、「中国は責任のある大国として、通貨レートの競争的切り下げを行わないことを重ねて強調しており、人民元レートで貿易紛争などの外部環境変化に対応することはない」と強調しました。
米財務省は17日に発表した半年度の為替政策報告書では中国を「為替操作国」に認定しなかったものの、人民元レートを「監視対象」に指定しました。これに対し、陸報道官、「中国が為替レートを操作していないという報告書の結論は、基本的な常識と国際社会の共通認識に見合ったものである。今後、中国は断固として為替市場改革を深化させ、人民元レートを合理的かつバランスの取れた水準に安定させることに取り組んでいく」とした上で、米側に対し市場ルールと客観的な事実を尊重し、為替問題を政治化させないよう求めました。(洋、む)