北京
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38回目の世界食糧デーに当たる16日、国家食糧物資備蓄局が国連食糧農業機関(FAO)と共に、杭州で、食糧の安全保障をテーマとするシリーズイベントを行いました。国家食糧物資備蓄局の責任者は、「将来、中国はより高品質で効率的、持続可能な食糧安全保障システムを構築していく」と述べました。
ここ数年来、食糧の総合生産能力は安定して高いレベルに保たれ、在庫も十分であり、食糧供給は総量の不足から構造性矛盾へと転化し、食糧の安全性や健康な飲食、飲食の手軽さなどが人々の関心事になっています。国家食糧物資備蓄局の張務鋒局長は、「わが国は地球上の10%以下の耕地と6.5%の淡水資源で世界の20%の人口の食糧需要を満たしている。これは、改革開放が収めた大きな成果であり、世界に対する多大な貢献でもある。それと同時に、複数の国や地域に食糧を援助し、各国とともに食糧安全等の世界的な課題の解決に取り組んできた」と述べました。
張局長は、「今後、我々は改革とイノベーションをバネに、サプライサイド構造改革を中心に、高品質の発展を目標とし、食糧の収集と備蓄制度や、備蓄管理、流通監督などの面の改革を大いに促進し、産業技術のイノベーションに力を入れていく」と述べました。
FAOのマーティン中国駐在代表は、「FAOはこれまでと同じように、各国との協力の下、2030年には飢餓をなくし、食糧安全や栄養改善、農業の持続可能な発展促進の目標を実現するために努力していく」と述べました(玉華、む)