北京
PM2.577
23/19
国連が定めた「国際ガールズ・デー」である10月11日に合わせて、中華全国婦女連合会が主催し、中国児童少年基金が開催するシンポジウムが、北京で行われました。
シンポジウムの中では、中国児童少年基金により「新時代における女児とその家族のネットリテラシーに関する調査研究報告」が発表されました。
同報告は「全体的に、中国の児童は比較的高いネットリテラシーを持っているが、ネガティブな情報に対する判断力に欠けるといった問題もある。特に、女児はネットのリスクを受けやすい」としています。
また、女児のネットリテラシーの向上には、本人だけでなく社会環境や家庭環境などにも注目する必要があるとしたうえで、現状、学校と家庭との間で、ネットリテラシー分野に関する連携ができていないことを指摘しました。
この問題について、同報告は「政府部門やインターネット企業、家庭、学校などが共に努力することで、女児に優しいネット環境を整えるように」と提案しています。
シンポジウムに参加した各界の代表は、報告の内容を踏まえ、女児のための優しいネット環境の整備を呼び掛ける「蕾保護行動」の実施を決定しました。(Mou、謙)