北京
PM2.577
23/19
中国とケニアの合同考古学チームが10日に明らかにしたところによりますと、このほど、ケニアのリフトバレー州にある遺跡で、人類がアフリカで誕生した時期に関する証拠が発見されたということです。
河南省文物考古研究院、山東大学、洛陽市文物考古研究院、およびケニアの国家博物館からなる合同考古学チームは、先月18日にケニアのリフトバレー地区に入り、2期目となる旧石器発掘調査プロジェクトを始めました。その結果、3週間にわたる調査を経て、バリンゴ地区で旧石器の発掘地点9カ所と石製の器物500点余りが新たに発見されました。
考古学チームのケニア側関係者は、「これまでに、この地域では旧石器の発掘地点が計20カ所発見されている。今回出土された細石器はこの地区の地層で初めて発見されたもので、重要な意義を持つ出土品だ」と述べました。
また、チームのリーダーを務める山東大学の李占揚教授は、「一般的に、東アフリカ大地溝帯の細石器は7万年前のものと見られているが、今回発見された細石器により、人類がいつアフリカに誕生したのかということについて、重要な証拠が添えられた」と述べました。(玉華、謙)