北京
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23/19
中国国家発展改革委員会の副主任を務める国家統計局の宋吉喆局長は、このほど記者の取材に対して、「現在、国内外の経済情勢は複雑に入り混じっているが、国内経済の成長は全体的に安定を保ちながら、好調に向かっている」と示しました。また、中米間の貿易摩擦については「国内経済は影響を受けているが、全体的にはコントロールできる状態にある」と強調しました。
宋局長は「1月から8月までの主な経済指数から、経済が安定を保ちながら好調に向かっていると判断できる。まず、上半期の成長率は6.8%で、経済が6.7%と6.9%という高速成長の中で12カ月続いている。また、都市部と農村部の雇用は1000万人に達した一方、消費者物価指数(CPI)の上昇率は2%で、年始に予測した3%より低くなった。国際収支はほぼバランスが取れている上、外貨備蓄は3兆ドル以上を維持しており、人民元の為替レートも安定している」と指摘しています。
さらに、「米国が引き起こした経済貿易摩擦がエスカレートするなど、外部環境の変化が際立っている。国内経済は影響を受けているが、全体的に見ればコントロールできるレベルだ。改革深化を通じて、イノベーション起業に有利な政策と措置を効果的に実施すれば、貿易摩擦がもたらした就職へのマイナス影響を解消できる」と強調しました。(朱 星)