北京
PM2.577
23/19
中国外交部の鄭澤光副部長は21日、北京駐在のテリー・ブランスタッド米国大使を呼び出し、米国政府が国内法に基づいて中国の中央軍事委員会装備発展部やその責任者に制裁を実施することについて、厳正な交渉と抗議を申し入れました。
鄭副部長は、その際「中国とロシアの軍事協力を理由にして、アメリカが中国の軍部とその責任者に制裁を実施することは、国際法の基本的原則に大きく背くものである。これは劣悪極まりない、露骨な覇権主義の行為だ。中国とロシアの軍事協力は二つの主権国の間における正常な協力であり、アメリカに干渉する権利はない。アメリカの行為は中米両国や両軍の関係を大きく損ない、世界問題や地域問題における両国の協力にも非常に悪い影響を与えている。中国は必要となるいかなる措置をも講じて、国家の利益を断固として守っていく」としました。その上で、「アメリカが直ちに誤りを是正して、『制裁』を撤回するよう強く求める。もし、撤回しないのであれば、それで生じた結果について、アメリカ側は全ての責任を取らなければならない」と指摘しました。(藍、星)