北京
PM2.577
23/19
国際原子力機関(IAEA)の第62回年次総会は21日、朝鮮に対する保障監督の実施に関する決議を採択しました。これについて、王群ウィーン国連事務局及その他国際機関駐在代表は、「朝鮮半島核問題の政治解決を前進させるもの」と評価しました。
また、王代表は「今回の決議には、以前採択された同様の決議よりも前向きな内容が増えている。決議は朝鮮半島核問題で得られた進展を歓迎すると共に、政治や外交努力を支持する姿勢を明確にしている。これは、外交手段による解決がギクシャクしている現在、とても貴重なものと言える」と述べました。
このほか、決議は、ここ数カ月に開催された朝鮮と韓国、中国と朝鮮、米国と朝鮮による首脳会談を歓迎すると共に、朝鮮が核実験を一時中止するとの声明を発表し、豊渓里(プンゲリ)核実験場の廃棄に向けて努力していることについて、それを「喜ばしい動き」であるとし、今年調印された「板門店(パンムンジョム)宣言」、朝米共同声明、9月の「平壌(ピョンヤン)共同宣言」などにおける約束事項の全面履行を各方面に呼びかけました。(鵬、む)