北京
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23/19
米国の元財務長官、ポールソン基金会の会長であるヘンリー・ポールソン氏はこのほどシカゴで、「米中両国にとって、経済貿易分野における摩擦とチャンスは長期的に存在する。重要なのは合理的な発展のチャンスを掴んで積極的な競争の中で、共に発展を求めることだ」と述べました。
ポールソン氏は現地時間19日、米国の中国総商会シカゴ商会の年次会議に出席した際、「米中両国は終始、良好な経済貿易関係からメリットを受けている。しかし、両国の実力の浮き沈みに伴い、貿易分野における摩擦がますます顕著になり、しかも長期的に存在するようになった。これに対して、各方面は客観的に認識するべきだ」と指摘しました。
また、ポールソン氏は「摩擦が均衡を失うことを防止するため、米中両国は積極的な面とチャンスを掴んで共に発展を求めるべきだ。現在、中国経済の成長に対する消費の牽引の役割が持続的に強まっている。これは、米国の商品輸出にとって良いチャンスだ。一方、中国も重要な投資国となっている。両国の相互投資は互いにより多くの雇用を創出できるに違いない。これらはいずれも、掴むべき発展のチャンスである。将来、両国の経済貿易関係はなおも摩擦の中で発展していくことになるだろう。困難な時であるからこそ、民間の交流は非常に重要だ」と強調しました。(玉華、星)