北京
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中国国家文物局が21日北京で発表したところによりますと、今年の7月から9月まで行われた、中国合同考古調査チームによる遼寧省大連市の庄河海域での水中発掘作業によって、124年前の中日甲午海戦(日本名:黄海海戦(日清戦争))で沈没した、清朝の北洋水師の軍艦である「経遠艦」が発見されたということです。
これは、前回の「致遠艦」の発見以来の、中日甲午海戦戦場遺跡の水中発掘作業で得られた重要な成果です。今回の発掘作業では、「経遠」の文字が書かれた船体の破片や、47ミリ砲弾など、およそ500点の史料が出土しました。
今回の発見は、中国の近代史や世界の海戦史の研究に役立つ貴重な資料になると見られています。(任春生、謙)