北京
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23/19
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日、3日間にわたる朝鮮訪問を終えて韓国に戻りました。文大統領はソウルで行った記者会見で、「今回の朝鮮訪問で朝鮮との関係発展を促進した。一方、朝鮮側は全面的に非核化を実現する意志を再び表明した」と述べました。
文大統領は「平壌で朝鮮の最高指導者・金正恩(キム・ジョンウン)氏と、主に非核化の具体的な措置や、いかにして朝米会談を再開するかという2つの議題をめぐって話し合った。双方は初めて非核化について意見を交わした。これまで朝鮮側は終始、非核化が米国との間における問題だと見ていたようだ」と述べました。
また、文大統領は「朝鮮の最高指導者の金正恩氏は、ポンペオ米国務長官の早期の訪朝を望んでおり、かつ非核化を早めに実現させるため、トランプ米大統領と再び首脳会談を行うことを希望している」と指摘しました。その上で、「米国が朝鮮のこの意志と立場に応えて、一日も早く朝鮮との対話を再開することを希望する」と述べました。
朝鮮と韓国の今回の首脳会談期間中、双方は「板門店(パンムンジョム)宣言の軍事分野における共通認識の実行に関する協定」に調印しました。この協定に基づいて、双方は半島の西の海域で和平水域を設定することや、非軍事区域の平和利用案で合意しました。
終戦宣言の発表に関する記者の質問に対して文大統領は「年内に終戦宣言を発表できるよう努力したい。関連内容について韓米首脳会談で話し合いたい」と示しました。(玉華、星)