北京
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朝鮮と韓国の指導者が19日に行った会談で、「9月平壌共同宣言」の調印が行われたことを受けて、米国のトランプ大統領は「近いうちに金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と会談する」と示しました。米国側はまた、「米朝関係好転のための交渉に即時参加する用意がある」と声明を出しています。
これについて、中国外交部の耿爽報道官は20日、北京で行われた定例記者会見で、「朝鮮と米国が密な交渉を行うことを望んでいる」と中国の姿勢を表しました。
関係筋によりますと、朝鮮は「9月平壌共同宣言」に基づき、手始めに専門家の立会いのもとで東倉里(トンチャンリ)ミサイル発射台とエンジン試験場を永久閉鎖するということです。さらに、米国が6月12日に調印された朝鮮と米国のコミュニケの精神に基づき、相応の措置を取った場合、朝鮮は寧辺(ニョンビョン)核施設の永久廃棄といった追加措置を取る意志もあるということです。
これについて、耿報道官は「朝鮮は平壌で行われた韓国指導者との会談において非核化の意志を再確認した上で、さらなる非核化行動の実施についても表明した。これは十分に評価されるべきだ」と強調しました。また、「朝鮮と米国が同じ目標に向かって歩み寄り、半島の非核化や持続的な平和の実現のために着実に取り組んでいくことを望んでいる。関連各側も、この目標を目指して連携して努力していく必要がある」との見方を示しました。(朱 謙)