習主席、パキスタン陸軍参謀長と会見＝北京

　習近平国家主席は19日、北京で、パキスタンのバジュワ陸軍参謀長と会見しました。

　習主席はその席上、「中国とパキスタンは全天候型戦略協力パートナーであり、双方は重要な国際問題と地域問題への対応においてしっかりと足並みをそろえており、互いに関心を寄せる問題について高度な相互信頼を保っている。中国側はまた、パキスタン側の『一帯一路』と中国・パキスタン経済コリドー（CPEC）建設への支持を賞賛する。高度な相互信頼と着実な措置があればこそ、CPEC建設は必ずや成功を収め、両国の国民に利益をもたらすだろう」と語りました。

　習主席はさらに、「この数年、両軍の協力は絶えず深まりを見せ、多くの重要な実務的成果を収めている。両軍は各分野における各レベルの交流と協力を一層深め、テロ取締りを徹底し、CPEC建設の安全を確保し、両国の共通利益と共同発展に確かな安全保障を提供しなければならない」と述べました。

　バジュワ参謀長は、「情勢が如何に変化しようとも、パキスタンは終始一貫して対中関係の発展を外交関係における最優先の戦略的位置に据え、互いの核心的利益に関わる問題において中国側と歩調を合わせて行く」とし、中国軍との戦略的意思疎通や実務交流、反テロ協力を強化し、共に各種の安全課題への対応能力を向上させ、両国の共通利益と戦略的安全を維持し、世界と地域の平和と安定のために貢献していきたいとの考えを示しました。（洋、む）