北京
PM2.577
23/19
気候変動対応に関する中米ハイレベル対話会が12日、カリフォルニア州サンフランシスコで開かれました。
中国の気候変動問題担当特別代表である解振華氏は席上、「中国と米国は、気候変動合同作業グループを発足させ、9つの重点分野において協力を行うことを決めた。両国の間には意見の相違があるものの、双方が関心を持っている分野や、双方にメリットがある分野で協力を展開することが可能だ。特に、気候変動、省エネと環境保護、低炭素経済は、協力の重要分野である」と指摘しました。
また、解代表は「両国が気候変動分野の協力を深めることで、両国の発展が促進され、両国と両国民に利益がもたらされるよう願っている。中央政府同士だけでなく、地方政府、ビジネス界、大学、科学研究機関による協力の可能性もある」と示しました。
一方で、カリフォルニア州のブラウン知事は「現在、米中関係は最も難しい時期にある。両国が気候変動などの分野で対話と協力を行うことは、特に大切だ。両国の歴史と伝統、イデオロギー、政治制度は異なるものの、共通した利益がある。難題に直面した時、協力こそが双方にとって唯一の正しい選択肢となる」と強調しました。(殷、謙)