北京
PM2.577
23/19
改革開放から40年、中国は大変貌を遂げました。ドイツのハンブルクにいる撮影記者のマーティン・クンマーさんは、その40年間を見つめ、移り変わる様子をカメラに収めてきました。
クンマーさんは79歳で、ヨーロッパの出版大手「アクセル・シュプリンガー」社の副編集長を務めています。1976年に初めて中国を訪れ、上海や深センなどでリアルな様子をカメラに残しました。それから30年経った2006年、再び中国を訪れましたが、小さな漁村から近代的な大都会に発展した深センを見て、「まったく見分けがつかない」と感じました。「あのちっぽけな漁村が人口1000万の大都会に様変わり。こんな場所はドイツではありえない。高層ビルが立ち並んで、モダンな暮らしを送る。資本主義社会である香港のそばに経済特区を設けようとした鄧小平氏の決定は賢明だった」と感慨深く言いました。
クンマーさんはその後、何度も中国を訪れ、北京オリンピック、中華人民共和国成立60周年、上海万博などに姿を現し、これら歴史的瞬間をカメラに収めました。そして2010年以降、ハンブルクで「中国・共和国60周年」や「ハンブルク・上海友好都市締結25周年」などといった写真展を行い、両国のメディアやドイツ国民に注目されました。
クンマーさんは、「改革開放から40年で中国は大変貌を遂げた。今の中国は世界に重要な影響を及ぼしている」と述べました。(Hj 森)