中国・アフリカ開発基金がスーダンなどと事業協定締結

　北京で2日、スーダンのバシール大統領の立会いの下、中国・アフリカ開発基金有限公司、中国アフリカ生産能力協力基金有限公司、山東省国際経済技術協力公司とスーダンのアルラハド農業が、スーダンで農業分野の協力を行う事業協定に調印しました。

　この協定は、2015年に南アフリカのヨハネスブルグで行われた中国・アフリカ協力フォーラムで習近平国家主席が打ち出した「中国・アフリカ農業現代化協力計画」を実行に移すものです。具体的には、山東省国際経済技術協力公司がスーダンで農業のモデル拠点を設立し、すでに投資された綿花の栽培加工基地を基盤に、両国の農業協力開発区の整備など一連のプロジェクトを進めて、スーダンの農業機械、品種改良、繊維など農業に関連した産業の開発を促していきます。

　また1日には、中国・アフリカ開発基金とルワンダ開発局が、中国企業のルワンダへの進出を促すために覚書に調印しました。中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットに出席するため訪中しているルワンダのガテテ・インフラ整備相が調印式に立ち会いました。

　この覚書は、双方の優位性を生かし、交流メカニズムを固め、ルワンダの製造業、工業団地の整備、情報通信などといった分野における中国企業の進出を強化し、ルワンダの経済発展や工業化を加速させ、国民の生活向上につながる期待が持てるものです。（Mou、森）