北京
PM2.577
23/19
中国はここ数年、食糧関連産業の発展に力を入れ、強いブランドづくりと、食糧消費のグレードアップおよび産業の転換を促進しています。
ハルビン市南部にある五常市は、有名な米の産地です。水田の面積が15.7万ヘクタールあり、年間で12.1万トンの米が収穫できます。大規模栽培と機械化、そしてモノのインターネット(IoT)技術による可視化された管理によって、「五常米」ブランドの知名度とイメージは高まり続けています。
これについて、五常市食糧局の伊彦臣局長は、「五常市では、あらゆるところにIoTが活用されている。多くの企業や個人が、米の栽培にインターネット技術を駆使している。数年後には、デジタル農業が全市に広がるだろう。米の販売も、技術によって可視化された、オーダー制に変わるだろう」と述べました。
五常米をはじめ、中国各地ではいま、地域の特性を生かした「山西粟」、「寧夏米」、「荊楚糧油」といった優れたブランドや企業が現れています。国家食糧・物資備蓄局の張務鋒局長は20日、「今後、食糧産業チェーンの延長と最適化を図り、産業の連結と競争力を強化して、各種リスクを防ぎ、食糧供給と安全問題に取り組んでいく」と語りました。(任春生、謙)