北京
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いま話題の新しいタイプの民宿「雲端覓境」は、浙江省松陽県の山奥、西坑村にあります。古い農家の建物が現代的に改装され、雲の中の隠れ家的なスポットとなっています。
西坑村の歴史は明の時代に始まり、現在でも清の時代の農家の建物や霊廟などが21軒、さらに、民国時代から1970年代にかけての農家の建物40軒余りが、完全な形で保存されています。西坑村は2014年に、国家クラスの「伝統村落」にも選ばれました。松陽県では、2013年から農家の建物の改築が行われました。これにより、農村観光、民宿経済、エコ農業、文化産業といった分野が、盛んに発展しています。
西坑村の「雲端覓境」と並ぶ人気の民宿が、同県の平田村にあります。この民宿「雲上平田」は、2015年にオープンしました。現在は、農耕博物館や芸術家のアトリエ、各種宿泊施設、レストランなどを備えた複合的な観光地となっており、昨年「農村メーカー基地」に選出されました。
これら新型の民宿や文化業界の発展に伴い、以前は寂しかった農村が、人気を回復させ、農村産業の発展をけん引するとともに、農民たち収入増加を実現しています。現在、松陽県には、民宿が449軒あり、ベッドの数は計4089台で、年間売上高は1億3000万元に達しています。(玉華、謙)