北京
PM2.577
23/19
国連のアナン元事務総長が18日に病気のためスイスで死去しました。これを受けて、各国の政府要人や国際機関の代表者が哀悼の意を表し、世界の平和などに果たしてきた貢献や収めた成果を高く評価しました。
国連のグテーレス事務総長は、「アナン氏は正義を導く力であり、亡くなったことを知り、深い悲しみにくれている。比類なき尊厳と決意で国連を新しい時代へと率いた。そして対話の場を与え、世界に問題解決の道を切り開いた。苦しかった時期でも『国連憲章』の生命力と価値を生かすための努力を忘れなかった。彼の残したものは、私たちすべての模範となるだろう」との声明を発表しました。
また、欧州委員会のユンケル委員長は、「生涯にわたり世界の平和と団結を図り、全世界の苦難や不公正を終結させるために戦ってきた」と高く評価しました。
ロシアのプーチン大統領は弔電で、「国連の様々な目標や任務の実現に努力し、国際事務における国連の中心的な役割を強化し、国連平和維持(PKO)の潜在力強化や一連の衝突の解決に大きく貢献してきた。彼の功績は国際社会にも認められた」としました。
米国のポンペオ国務長官は「国連での在任期間中、平和事業や人類の尊厳の維持に取り組み、任期終了後も平和事業に力を入れてきた」と評価しました。
フランスのマクロン大統領は「アナン氏はここ数年も正義、平和、世界各地の発展のために努力し続けていた。彼の風格や頭脳には、確固たる理念や偉大な信仰の力が潜んでいる」と述べました。(Lin、森)