外国人が見た改革開放

2018-08-18 17:11  CRI

 

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   毎週土曜日にお送りしている「チャイナビジョン2018」。この番組では、第19回党大会後の中国社会の変化に焦点を当て、中国社会の変化をお伝えしています。

 今日のお相手は私、孟群です。

 改革開放政策が施行されて今年で40年。この間に、ビジネス、留学、就職のために中国を訪れた外国人は数知れず。彼らは自らの目で中国の変化を見届けてきた生き証人のような存在です。

 今日はそのうちの二人、世界最大の砿業会社BHPビリトンのCEO、アンドリュー・マッケンジー氏、中国語名麦安哲氏と、世界的な電気機械メーカー、シュナイダーエレクトリックのCEO、ジャン・パスカル・トリコワ氏、中国語名・趙国華氏が語る中国への思いをお送りします。

 まずはアンドリュー・マッケンジー(麦安哲)氏が綴った文章をご紹介しましょう。

 「改革開放が施行されて以降、中国は世界が目を見張るようなスピードで発展しており、中国各地の橋、道路、自動車そして建築物は中国イメージの代表ともいうべき存在となっています。

 この40年の間に、中国はすでに世界で最も重要な資源の市場となり、そのポテンシャルと先行きは無視できないものになっています。改革開放政策が施行されたばかりの頃、中国の鉄鋼の年間生産量は3000万トンしかなく、それは世界全体の5%にしかならない規模のものでした。しかし、去年、中国の鉄鋼の年間生産量は8億3000万トンに達し、世界全体の約半分を占めるほどになりました。私どもBHPビリトンがこの過程に関与することができたことをとても幸運に感じています。

 現在、中国経済は高度成長優先の段階から品質向上優先という新たな段階に入り、投資駆動型から消費駆動型への転換を進めています。その中で、幸せな暮らしに対する国民の願いに応え、中国が持続可能な発展を実現することを念頭においていることは、極めて印象深いところです。

 中国の持続可能な開発の政策に沿う形で、高品質で持続可能な資源を提供することは極めて重要なことです。わが社は、その為に高品質の資源を提供し、中国の経済建設を力強く支えていく自信を持っています。

 BHPビリトンは、「一帯一路」構想を支持しています。それは、この構想が実現することによって、各国間の経済連携が強化され、インフラ整備が促進されることで、新しい経済成長の起爆剤となると考えているからです。他にも、「一帯一路」の建設プロジェクトによって、建築資材と設備の需要が大幅に増えると見込んでいます。

 中国はその経済の持続的発展を通じて、世界の貿易業の発展にとって重要な存在となっています。また、国民の生活レベルも向上を続け、世界で最もポテンシャルをもつ消費市場と見なされるようになりました。

 この巨大な市場である中国は、BHPビリトンのような会社に多くのビジネスチャンスを創造し続けることでしょう。」

 さて、つづいては、シュナイダーエレクトリックのCEO、ジャン・パスカル・トリコワ(趙国華)氏が語る中国の物語です。

 「初めて中国に来たのは1992年のことでした。当時はただの観光客として訪中し、中国の西部と中部を回りました。景色の綺麗さや、国民の勤勉さに、心を打たれたものです。

 その翌年の1993年、私はシュナイダーエレクトリックの販売部門の責任者として再訪中しました。それ以来、私は中国と切っても切れない縁を結ぶことになりました。

 2年後の1995年、私どものグループは中国への投資を大幅に増やす決定を下しました。当時、改革開放政策が推進され、インフラ整備が大々的に行われていたことから、我々の製品は中国全土へと広がって行きました。その過程で、三峡ダム、それに西部の天然ガスを東部に送るプロジェクトなどの大規模プロジェクトに関与できたことは、我が社が誇れる業績だと思っています。

 今、中国で展開してきた事業を振り返ると、チャンスを逃さぬよう努力してきたことが実を結んだのではないかと思っています。わが社は1987年に初めて工場を設けて以来、工場26箇所、開発センター3箇所、物流センター8箇所を開設してきました。いまでは、300都市の2万6000人の人々にそこで働いて頂いています。そして、この展開の過程では、中国の関係部門との協力を密に行い、共同でこの業界と産業チェーンの整備を促進し、ビジネスに有利な環境を作り上げていきました。その中で感じたことは、個人、社会、政府は互いに支え合い、共に発展を進めていくべきであるということです。個人は高い見地から個人の価値を見つめてこそ、社会、国、世界や歴史の動きを捉えることができ、有意義な人生を送ることができるのではないかと思います。

 この40年の間に、中国では市場経済による発展の独自のモデルが形作られ、活気にあふれるビジネスの環境が整えられてきました。そして、今では、中国は世界で2位の経済体として、世界経済に大きく寄与するようになりました。それと同時に、人々の暮らしにも大きな変化が起きています。昔我々が見ていた緑色の汽車、簡素な宿泊施設、モノのない生活は、すでに過去のものとなっています。

 我々は、中国の改革開放の経験者であり、受益者でもあります。中国はすでに新しい時代を迎えており、昔とは異なる機会や挑戦に恵まれています。シュナイダーエレクトリックは今後も中国と共に発展していきたいと考えています。

 チャイナビジョン、今日は、改革開放40周年にちなんで、世界最大の砿業会社BHPビリトンのCEO、アンドリュー・マッケンジー(麦安哲)氏と、世界的な電気機械メーカー、シュナイダーエレクトリックのCEO、ジャン・パスカル・トリコワ(趙国華)氏らの中国への思いをお送りしました。

 お相手は私、孟群でした。

 

ラジオ番組
10月29日放送分
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佟同