北京
PM2.577
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米国政府は中国、欧州連合(EU)、メキシコ、カナダなど重要な貿易パートナーに対して貿易戦争、関税戦争を一方的に引き起こし、世界から非難されています。これについて、メキシコ中国商業科学技術商会のカルラ・ロヨ会長は「米国の貿易戦争は事実上、中国とメキシコの両国に協力のチャンスをもたらした」との考えを示しています。
ロヨ会長は「米国の対中国貿易戦争はメキシコにとって市場を獲得するチャンスである。中国と同盟を結び、両国は、貿易戦争で関税が高まった商品の代替製品と代替市場を提供し合い、互いに利益をもたらすことができる。両国は、貿易と工業製品の補完性をさらに見出す必要がある」と述べました。
ロヨ会長は中国に学ぶべきものは多いとして、「メキシコは中国の科学技術を利用できる。反対に中国にとってメキシコは大きな潜在力を持つ市場であり、両国は自動車製品面での協力を強めることができる。40年間の改革開放を経て、中国は自らの自動車工業を確立した。一方でメキシコは組み立て、加工の段階にある。メキシコは、自動車や部品を大量に輸出し、資質の高い労働者を多く抱えている。しかし、自国の自動車ブランドを持っていないため、この分野で中国との協力を探るべきである」と述べました。(Mou、星)